2017年 台湾訪問記(その1:台湾成功大学編)
日曜担当のm.kです。
12/17(日)、金沢は一夜にしてすごい積雪!12月も半ばとなり、いよいよ本格的な冬を迎えております。自転車にとって北陸の冬はやや厳しいものがありますが、年の瀬も金沢まちなかのモビリティとして「まちのり」をどうぞよろしくお願い致します。
さて、今回は台湾訪問記の1回目。
わたくし、先月半ばに御縁をいただいて台湾にいってまいりました。4年前から毎年金沢にお越しいただいている国立台湾成功大学の王教授(Professor Wang I-Lin)にお声掛けいただき、同大学の講義にて「まちのり」の導入経緯やこれまでの歩み、直面する課題等についてお話をさせていただきました。
▼こちらは昨年、金沢にて王教授と一緒に撮影した写真。まちのりの動向について温かく見守っていただいており、感謝しております。いつもありがとうございます。
▼講義の様子。つたない英語では厳しいと判断し、王教授と高雄メトロの黄さん、そして日本交通計画協会の三浦さんに通訳をしていただきました。申し訳ない限り。。。プレゼン資料作成にあたって少し振り返ると、2009年の欧州視察、2010年のまちのり社会実験、2011年のプロポーザル、2012年の本格実施等々、多くの出来事が思い起こされました。サービス開始から早や5年半、初心に帰って足元をみつめなおす時期を迎えています。
▼台湾成功大学のある台南市は、石川県出身の土木技師:八田與一氏ゆかりの地。台湾随一の歴史都市でもあり、金沢市との共通点に学生の皆さんも好印象を持ってくれた様子。また、「まちのり=街の利」のコンセプトにも共感していただきました。王先生や黄さんの素晴らしい通訳のおかげ。。。感謝です!
▼こちらは、日本交通計画協会の三浦さんのプレゼンテーション。都市交通システムとしてみたバイクシェアリングの特徴として、バイクシェアが担うべき公共交通としての役割やその意義、他のモビリティとの統合的サービスの必要性など本質的な部分をわかりやすくお話いただきました。なんと全編英語での素晴らしいプレゼン。。。僕も見習って精進したいと思います!
▼左から、王先生、三浦さん、わたくし、黄さん。高雄メトロの黄さんには昨年11月に高雄市で大変お世話になりました。その様子は過去のブログで!皆様、本当にありがとうございました!
▼最後に、最近台湾はじめ数カ国でサービスを展開しているシンガポール発のバイクシェアリングシステム「OBike」の方によるプレゼンも。仕組みはモバイクとほぼ同じくステーションフリー。基本的にどこでも貸出・返却可能なフリーフロート型。この体験談はまた後日のブログで紹介しますね。
▼次回は、台南市の公共自転車「T-Bike」についてお届けする予定です。こうご期待!
来年1月には、小松空港から桃園空港(台湾)にLCC「タイガーエア」が就航予定であり、石川県と台湾がますます近くなります。東京メトロなど日本の交通システムを参考に発展してきた台湾ですが、いまや日本をはるかにしのぐ素晴らしい公共交通体系が実現しており、見習うべき点が多くあります。今後数回の訪問記を通じて、その様子を少しでもお届けできればと思います。
ではまた来週!