仙台「DATEBIKE」体験記☆(前編)
金沢の街が、もっと好きになる。
金沢レンタサイクルまちのり。
いよいよ冬本番の金沢。今週末にはついに雪が降ってくるようです。
そんな中でもご利用いただいているユーザーの皆様、誠にありがとうございます。
くれぐれも安全第一で、事故のないよう楽しくご利用くださいね♪
さて、今回は、先日体験してまいりました仙台コミュニティサイクル「DATEBIKE」(ダテバイク)のレポート前編でございます!
2013年3月にスタートした「ダテバイク」。実施主体は仙台市、運営主体はNTTドコモ。サイクルポートの数は16箇所、自転車台数は100台。われらが「まちのり」と同じく、どのポートでも貸出・返却できる自転車シェア事業でございます。
利用料金やポートマップなどの詳細は、「ダテバイク」の専用ホームページをご覧くださいね♪
https://docomo-cycle.jp/sendai/
▼まずはサイクルポートを写真でドーン!こちらはAER(アエル)前のポートです。
このサービスの最大の特徴は、自転車がすべて「電動アシスト自転車」となっていること!
とっても贅沢で先進的な「ダテバイク」の主な特徴を以下に列記しますね♪
・必要なものは「携帯電話」(スマホが便利)と「クレジットカード番号」。
・すべての自転車が「電動アシスト自転車」。3段変速も搭載。
・自転車本体にロック機構を搭載しており、駐輪機器でのロックが不要。
・基本的にWEB上での事前登録制なので、路上端末機が不要。
・ハンドル部分の操作パネルに、携帯電話のメール機能で取得する「パスコード」を入れて解錠。
・返却は後輪の鍵をかけて終了ボタンを押すだけ。一時駐輪も鍵をかけるだけなので非常に簡単。
・操作パネルには貸出後の利用時間が表示される。
・利用料金収入の一部が東日本大震災の復興支援に使用される。
このように、たくさんの特徴を有するダテバイク。
今回の前編では、サービスの概要をざっと写真でご紹介。
次回の後編では仙台まち巡り情報をちょこっとお届けしますね♪
AERポートでは朝から利用者の姿が。
この小さなBOXが通信機器。これで自転車の貸出・返却時の情報通信が行われます。
ポートで巡回スタッフに遭遇。みなさん親切にご対応いただき感謝です☆
自転車にはすべてサドルカバーがついており、雨でぬれた場合は裏返せるのも魅力的。
事前にスマートフォンから登録しておくと超便利!
自転車のロックを解除するためのパスコードは、ブラウザ上とメールにて配信されます。
発行されたパスコードをこの操作パネルで入力。
左下の「開始」ボタンを押して、パスコードを入力すると、後輪部分のロックが素早く解錠します。
そしてなんと!この操作パネルには貸出からの経過時間(利用時間)が映し出されるのです!
これはユーザーにとって便利。ちなみに1回プランは1時間で100円。追加は30分100円なり。
こちらは戦災復興記念館前のポート。
路上端末機やロック機構付きの駐輪機器が不要なので、簡単なラックでOK。
これはサイクルポートの増設や仮設がとても簡単ですな。
アーケード街にあるおしゃれな自転車屋さん「ハヤサカサイクル」。
じつはこの屋上の駐輪場に、ダテバイクの自転車たちが配置されているのです。
これが屋上のハヤサカサイクルポート。
こちらは市役所噴水前ポート。
こちらは仙台市役所ポート。
こちらは宮城県庁前ポート。正面玄関に近い素晴らしい立地。
こちらはドコモ東北ビルポート。
こちらは仙台駅前徒歩すぐのサービスステーション。
すばらしく立派なステーションでございました。
こちらはステーション内の様子。受付カウンターまわりもゆったり。
子供を乗せられる3人乗り自転車も用意。これは子育て層に嬉しい素敵なサービス☆
さらに、輪行に最適な軽量・小型の折りたたみ自転車も用意。ダテバイクおそるべし!
このサービスステーションでは、仙台市役所担当課のIさん、NTTドコモのTさん、運営事務局のYさんより、ダテバイクの特徴や工夫点、苦労点など、先進的で興味深いお話を伺うことができました。お忙しい中ご対応いただいた皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
パソコンやスマートフォンでの事前登録制であり、登録には氏名やクレジットカード番号の入力などで5~10分程度を要します。この点、事前登録不要で、各ポートの路上端末機ですぐに登録して使える「まちのり」に慣れ親しんでいる我々にとっては、ややハードルが高い印象。
しかし、一度登録してしまえば、スマホで自転車を選んでパスコードを入手し、それを自転車の操作パネルに入れるだけ。いつも持ち歩いている携帯電話さえあれば利用できるため、定期的に利用される方々にとっては極めて便利な仕組みとなっています。
また、自転車後輪部分の鍵をシステム上で解錠・施錠する「ラックレスタイプ」(駐輪機器でのロックが不要なタイプ)であり、電源も不要であることから、ポートを容易に開設することができます。これはうらやましい限り。
「まちのり」は「ラックタイプ」(駐輪機器で自転車をロックするタイプ)であり、駐輪機器や路上端末機にコストがかかるため、容易にポートの増設や移設ができないという弱点があります。しかし、携帯電話は基本的に不要で、路上端末機のタッチパネルを操作し、クレジットカードさえあればその場ですぐに利用できるという点が大きな特徴となります。
このように、それぞれシステム的には一長一短がありますので、たくさんのシステムを勉強しながら、良い所を参考にしつつ、「まちのり」をより良くしていけるように取り組んでまいりたいと思います。
次回は、電動アシスト自転車の魅力満載の「仙台まちなかリポート」をお届けしますのでお楽しみに♪
今回はさらっとここまで。ではまた。