自転車走行指導帯、着々と拡大中!
金沢のまちが、もっと好きになる。金沢レンタサイクルまちのり。
2015年を迎え、早くも半月が経過しようとしております。早いですね~・・・。
北陸新幹線開業まであと59日。金沢駅では少しずつおもてなしムードが高まりつつあります♪
▼金沢駅のもてなしドームと綺麗なぼんぼり。
さて、本日は久々に自転車ネタ。過去のブログでもたびたび登場している「自転車走行指導帯」の最新動向をお届けします。
平成23年3月の「金沢市まちなか自転車利用環境向上計画」策定後、この計画に則り、毎年継続的に自転車通行空間が整備されています。4年目を迎えた今、まちなかの自転車走行指導帯整備延長は約14km(H26.12.10現在)となり、着々と拡大・延伸を続けております。
今年度は約2kmを整備中であり、以下にその一部区間を写真でご紹介しますね。
▼まちのり事務局があるライブ1横。
▼駅前ふらっと通り
▼東別院裏の通り。中央線を再配置してゆとりある指導帯を整備。
▼ふらっと通り~彦三町につながる通り。停止線の前出しや車線の再配分などの細かな配慮。さすが中山CAP!(金沢市道路管理課)
▼彦三町~東山界隈へつながる通り。
そして、今年度の目玉は、幹線道路である武蔵~彦三町間における着色帯と矢羽根表示の整備です。市道での着色帯整備は初であり、さらに矢羽根表示の設置は県内初となります。
上記のようなクルマの交通量の少ない道路では、自転車マークや矢印、破線表示等で十分かと思いますが、片側2車線以上の幹線的な道路では、やはり着色による視認性の向上が必要となります。市の計画でも、幹線的な道路では着色が望ましいとしており、当該区間はまさにそのリーディング区間となります。
着色方法は、平成25年8月に策定された「金沢自転車通行空間整備ガイドライン(案)」に基づき、金沢の歴史的景観に配慮した伝統色「灰桜色」を基本に、快適でリズミカルな走行空間となるよう、長方形の着色帯を破線状に配置しています。単路部は長方形、交差点部は矢羽根とすることで、メリハリのある空間形成にも配慮。このような細かな気配りも、金沢ならではかと思います。
▼武蔵~彦三町間の着色タイプの指導帯。県内初の矢羽根が登場!
今年の冬は悪天候の日が続き、降雪も早かったため、現場は今もなお施工中の部分があります。施工業者の皆様、寒い中本当にお疲れ様です。道路をつくることができる皆様のおかげで、計画が実現していくことに感謝です。
このような自転車走行指導帯をはじめとする自転車通行空間整備の取組により、金沢市内(特にまちなか)では、自転車関連事故が年々減少傾向にあるとのこと。これはほんとに素晴らしいことですね!
自転車通行空間整備は、単に自転車が走りやすい空間をつくることが目的ではなく、それによって最も優先すべき歩行者が安全になり、車道を共有するクルマのドライバーにも正しいルールを伝えて「思いやり」の気持ちを育んでいくことが目的。その結果として、事故が減れば、みんながハッピーな道路空間になっていくと思います。
まちのりユーザーの皆さんも、この自転車走行指導帯に則り、車道左側通行をお願いしますね♪
今後も、市内外の自転車ネタをお届けしていきたいと思いますので、こうご期待!ではまた。