視察もよう♪(ポロクル編)
人とまちをつなぐコミュニケーションツール。
金沢レンタサイクルまちのり。
さる10月13日、札幌市にてNPO法人が運営するコミュニティサイクル「ポロクル」のK事務局長がご来沢。短い時間でしたが、醤油の町・大野や金沢のまちなかを一緒に巡りました。
「ポロクル」については、今年7月のブログで体験記を掲載していますのでぜひご覧ください♪我々まちのりにとっては兄・姉のような存在。おもてなしにも力が入ります!
▼まちのり事務局にて。まずは少し電動アシスト自転車「まちのりハイブリッド」を体験していただきました。
▼まずは醤油のまち大野へ。「たくまポタリー」のたくまさんに温かいおもてなしをいただきました。ありがとうございます♪K事務局長は「しいの実」初体験にテンションアップ!
▼素敵な工房にてたくまさんと記念撮影♪
▼ランチは「大野湊食堂」にて。大野の醤油を使った絶品ラーメンに舌鼓♪
▼午後はまちなかへ。金沢駅ポートで簡単にシステムを説明。
▼金沢駅Aポートより実際に登録・利用していただきました。タッチパネルでの登録の簡単さをお褒めいただきました♪
▼秋晴れの中、東山ポートへ。「バス停とサイクルポートが同じ空間にある」ということに大変感動していただきました。熱心にシャッターをきるK事務局長。
▼ひがし茶屋街を少し散策。相変わらずすごい人だかり。
このあと、金沢市役所にて、歩ける環境推進課のYさん、Mさんにヒアリングをさせていただき、公共交通としての「まちのり」の役割や「自転車走行指導帯」などの自転車施策についてお話をしていただきました。
「ポロクル」は㈱ドーコンが導入し、NPO法人ポロクルが運営するという民間事業となっており、金沢市が公共交通として導入した「まちのり」とはやや異なる性格をもっています。
それゆえの苦労や課題をK事務局長から少しうかがい、コミュニティサイクルという交通手段をいかに都市交通の中で位置づけていくか、公共サービスとしての認知を深め、官民協働の運営体制をいかに構築していくか、ということの重要性を改めて実感しました。
いつも感じるのは、「なくても何とかなるけど、あったら絶対に人やまちのためになる」という公共「的」サービスをだれがどう担うべきか。もちろんケースバイケースですが、行政と民間が互いに良い方法を模索しながら、官民協働の仕組みをうまくつくっていくことがとても重要と感じています。
公共交通も「公共サービス」といいつつ、特に地方部の路線バス等は民間事業主体であり、常に採算性とサービスレベルのトレードオフにさいなまれているように思います。一方で、このブログでも過去に取り上げたバルセロナや台北などの諸外国の都市では、自動車交通も共存しながら、路線バスやトラム、そしてコミュニティサイクルという公共交通がまさに公共サービスとして統合的に提供されています。
日本でコミュニティサイクルに取り組む都市においても、そのようなワンランク上のサービスができないものかなぁと考えつつ、あまりの問題の大きさにどこから手を付ければよいものかと悶々とする日々(笑)。
「ポロクル」さんや「まちのり」の取り組みをはじめ、たくさんの公共「的」事業がもっと良い形で提供されるよう、事業者&プランナーの目線で模索していきたいと思います。
K事務局長、これからもますます頑張ってください!そして、引き続きの交流をお願い致します。
ではまた。