中国・上海の自転車シェアリング事情【速報】
日曜担当のm.kです。
現在、わたくしは家族の用事で中国・上海に来ております。
そちらの用事がメインなのであまりまちなかを歩く時間がないのですが、やっぱり気になるのが上海の自転車シェアリング事情。
Mobike(モバイク)の札幌・福岡進出や中国国内での競合他社による熾烈な争いが日本でも大きな話題となっている中国の自転車シェアリング。
今回は、現地からの速報版としてお届けします。
▼時間の合間に滞在地周辺の様子を少し見回すと、さっそくMobikeを発見。歩道上に駐輪スペースが設けられ、複数社あるシェアリングサービスの自転車が視野に入らないことはありません。
▼Mobikeは専用のスマホアプリでQRコードを読み込んで後輪部分のロックを解錠。とても手軽な仕組みですが、通信機器やその電源はどうなっているのか、とても興味深いところです。
▼女性が乗っているのは「ofo」というサービス。Mobikeとofoは二大巨頭としてしのぎを削っているようです。実際、Mobikeに負けず劣らず、ofoユーザーもたくさんみられます。
▼こちらのカップルは男性がofo、女性がMobikeを使用。おそらくユーザーの皆さんは複数のアプリを使いこなし、都合に応じて複数社のサービスを使い分けているものと思われます。一方で、使用するには中国国内の銀行口座が必要とのことで、国外の観光客は気軽に使用できないようです(このあたりはもう少しリサーチが必要)
▼こちらの緑の自転車は「享騎出行」という電動自転車のシェアリングサービス。電動アシストではなく原付のようなもので、ペダルをこがなくてもハンドル部分のアクセルを回すだけで進みます。このユーザーもかなりみかけました。バッテリーの交換などオペレーションが気になるところです。
▼こちらのカラフルな自転車群は、ほぼ自転車シェアリングサービス各社のもの。利用者のマナーの悪さが日本でも報道されていますが、歩道上での置き場を明示したり、各社で極力自転車を並べるなど、一定の対応策が講じられているようです。
以上、取り急ぎ現地からの速報でした。
Mobikeやofoはすでに中国以外の多くの都市でサービスを展開しており、ITを駆使したモビリティ改革がダイナミックに進行しています。この流れを見落とすことなく追随していくことで、日本のモビリティ改革も進んでいけば良いなと思います。
次週のブログでは、もう少し内容を充実してお届けしますね。ではまた。