2020年1月13日 イベント

まちのり第1章終了。そして第2章へ!

金沢のまちがもっと好きになる。

金沢レンタサイクルまちのり。

 

2012年3月24日にスタートした金沢市公共レンタサイクル「まちのり」が、本日をもって第1章に幕を閉じることとなりました。

 

▼まちのり事務局は、明日1/14からしばし休止となります。

 

約8年前、サービス開始前夜に書いたブログ(当日はアメーバブログを活用)を久しぶりに読み返してみると、期待と不安、そして感謝と覚悟をもってスタートした記憶がよみがえってきます。

 

▼2012.3.24 まちのり出発式&テープカット

 

 

当時、日本ではほとんど無名だった「シェアサイクル」。

開始時の事業規模は、自転車155台、サイクルポート18か所。

 

国内の本格導入の事例としては、環境モデル都市としてサービスを開始した富山や北九州、民設民営事業としてスタートした札幌に次ぐ4番目。実施主体である金沢市役所に皆様とともに、まさに日本のシェアサイクル創成期からこの事業に携わってまいりました。

 

▼創成期の金沢市歩ける環境推進課メンバーの皆様と。

 

2010年に実施した社会実験ではそれなりの需要が確認できたものの、クレジットカード決済を基本とし、サイクルポートは無人、タッチパネルで登録する最新鋭のシェアサイクルサービスが、本当に金沢で受け入れられるのか?皆さんに愛されるものになるのか?期待とは裏腹に様々な不安もあったことを思い出します。

 

しかし、サービス開始から本日までの累計利用回数は123.9万回超、累計利用者数は42.5万人超、自転車1台あたりの平均回転数は2.8回/台日(冬季や降雨・降雪日も含む)、1日最大利用回数は驚異の2,429回/日(この日の回転数は15.7回/台日)を記録。2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業の絶大な効果もあり、年間平均15万回超の利用回数を誇る国内屈指のシェアサイクルサービスとなりました。

金沢市中心市街地活性化基本計画に掲げられた目標値が年間10万回だったことを考えると、利用回数の面では「大成功」を収めたといえるのではないでしょうか。

 

▼多くの皆様のご利用に感謝

 

また、「まちのり=街の利」をコンセプトに、手荷物預かりやラゲッジムーバー、まちのりハイブリッド(電動アシスト自転車のレンタル)、市内の様々なイベントとの連携、サイクリングツアー、オリジナル商品の販売、RINTORINプロジェクト(地元若手工芸作家とのコラボ作品の制作販売)、スポのり、ベビのり等々、様々な自転車まちづくりの取組を展開してまいりました。

 

▼金沢市大野町の皆様とイベント告知(わが子の懐かしい姿も)

 

これもひとえに、創成期の苦楽を共にし、これまでの事業運営を共に支えてくださった金沢市歩ける環境推進課の皆様、素晴らしいシステムをともにゼロから作り上げてくださった株式会社ペダルの皆様、国土交通省金沢河川国道事務所・石川県・県観光連盟・市観光協会・旅館ホテル組合・自転車組合・商店街連盟など多くの地元関係者の皆様、まちのりサポーターとして協賛してくださった企業等の皆様、そして、国内外からご愛顧いただいたたくさんのユーザーの皆様のおかげです。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 

しかし!「まちのり」はここで終わりではありません。

これまでのブログや新聞報道等でも少しずつ情報発信されているとおり、2020年3月1日からシステム&サービスを刷新し、まちのり第2章をスタートいたします。

 

▼2019.11.23北國新聞

▼2020.1.4北國新聞

 

これまで、利用者満足度95%以上(利用者アンケート結果より)のサービスを提供してまいりましたが、一方で、自転車やサイクルポートが少ない、坂道がしんどい、料金システムがわかりにくい、サービスエリアを広げてほしい、市民利用を増やすべき等々のご意見を頂戴しております。

これらのご指摘に最大限応えるべく、事業規模を約3倍に拡大するとともに、最新型の電動アシスト自転車を配備し、公共交通としての自転車利用を促進していくこととしました。

これまでは、サイクルポートのタッチパネルでの登録・利用が基本でしたが、これからはスマートフォンアプリで事前登録しておけばいつでも気軽に利用できる仕組みへと生まれ変わります。

その詳細や準備の様子は、随時、まちのりWEBサイトやツイッター等で発信してまいりますので要チェックです!

 

まちのり第1章が、大きな事故やトラブルもなく無事に終えられたことに改めて感謝申し上げるとともに、第2章も、より多くの皆様のご支援・ご協力を賜りながら、安全・安心・快適で楽しいモビリティとなるよう誠心誠意努めてまいります。

これからも、「まちのり」をどうぞよろしくお願い致します。来春の再開をお楽しみに~♪

 

▼第2章へ、Let’s Go~!